「1を聞いて10を知る」という言葉がある。
先日、パーソナルの依頼が有り、小学生2名にトライアスロンを教えた。
聞けば、9月に初めてトライアスロン大会に参加するので、教えて欲しいということ。
自転車のコーナリング、トランジット、海で泳ぐことをした。
練習をするというより、楽しんだという方が正しい。
子ども。まだまだ教えることは山ほどあるけど、全部は到底無理。10あるうちの1でいっぱい。
例えば、「ヘッドアップ(サイティング)」なんか教えるよりも、ブイ回って「1回平泳ぎして」って言うだけで十分。飛び込みだってたとえお腹から突っ込む感じだけど、波に足を引っ掛けて膝から倒れるよりもずっといい。
1教えたらあとは楽しめたらいい。ちょっと極端か。
縁あってスポーツクラブでスイムのインストラクターをする機会がある。子ども、大人両方に教えるけど、最近は全部は教えない。
教えるとき、自分の引き出しを全部引っ張り出して、すべてをあげたくなってしまう。だけど、全部は教える必要ないなって。楽しくなっちゃうもん。
自分のスタイルは自分で舵とっていったほうがいい。
そして、自分が持っている引き出しにも限りがあるってこと。
それを広げていくために、たくさんのものを自分のフィルターに通して、吸収しないと。
見まくろう。聞きまくろう。真似しよう。楽しもう。