2月28日認定記録会(兵庫)報告

認定記録会兵庫県会場 報告書

 日時:2月28日(日)

 場所:兵庫県尼崎市 尼崎スポーツの森サブプール、尼崎市立記念公園陸上競技場

 結果:スイム400m:5分9秒88、ラン5000m:16分1秒12

認定級8.5級獲得(26分20秒88 ※スイムの2倍とランの合計)

そもそも認定記録会とは、1~3月のトライアスロンのオフ期に全国各地で開催され、スイム400mとラン5000mの測定を行うものです。スイムの2倍とランの合計タイムに応じて、JTUの定めた認定級が与えられます。

私たちエリート選手が参加するNTTポイントランキング対象レースの出場権は、この認定記録会の成績に応じて優先的に割り振られます。その他にもJTUからの補助など、様々な選考基準にこの認定記録会の結果が参考にされます。

選手目線からは、夏季に向けてしっかりとベース作りをしたいこの時期にレース調整を行わなければならないことや、「バイク」の能力が反映されないなど、色々と難しさがありますが、スタンダードディスタンス(総距離51.5km、オリンピックの正式な距離)のエリートレースで世界と戦うためには、スイムとランの絶対的な能力が重要視されているのだと思います。(※バイクは“ドラフティング”という他の選手の後ろに付いて風よけにしても良いというルールが適用される)

しかし、私個人としてはこの認定記録会で測定できないレース結果を左右する能力もあると考えています。過去の経験から、トライアスロンレースにおけるスイムや、バイク後のランで私よりも記録会の持ちタイムが明らかに速い人に先着することが多々ありました。

このことから「プールでは速くても、海は苦手」「バイクの能力が低いため続くランで力を発揮できない」といった選手もいるということがわかります。逆に私は海のスイムやバイクをわりかし得意とするのでレースで成績を出すことができます。この認定記録会でトップクラスの成績を収められるレベルに達した時、認定記録会では測定できない私の長所は大きなアドバンテージとなります。

 前置きが長くなりましたが、ここからはレポートです。

【レース前】

認定記録会には、今回の兵庫大会と3月26日(土)の愛媛大会の2回に絞って出場します。今大会は、愛媛大会を本番と見据えた上で目標タイムはスイム5分15秒、ラン16分でした。2月7日(日)のカーフマン南関東直後に急性の胃腸炎になり、少し調子を落とすなど、トレーニングスケジュールが難しいところもありましたが、最低限の調整でのぞんだ形になりました。

 レース週水曜日の起床時心拍数は39(40~43あたりが普通。疲れがあると数値が高い)で身体の動きも良く、調整が進んでいたのですが、前日土曜日には48近くに上がり、疲労感もあり、広島から兵庫への移動もあるということで、最新の注意を払い、身体への負担を考慮してスイムのみの軽い調整としました。動きをつかめれば良いので、なるべく短い距離を短時間で繰り返し、上手く調子を整えました。想定以上に心拍数が高かったことに関しては、レース後にコーチとのメニュー改善に繋がりました。前日の夜は、17時に夕食、早々に準備も終え、21時に就寝することができました。

 レース当日は、スイムスタートが10時頃という計算で普段の時間とあまりずらしすぎず、5時に起床しました。(理想は6時間前に起床だと認識)散歩とジョギングで身体を起こしました。起床時の心拍数は43に抑えられ、動きの感じも悪くありませんでした。レース時間は短いので、朝食の種類や量も気をつけて15分ほど離れた会場へ7時に出発しました。

 7時30分に受付を終え、8時30分まで全6コースウォームアップ可能。(その後は1コースのみウォームアップ可能)多くの選手が一斉に着替え、泳ぎ始め、少し驚きましたが、私のスタートはあくまで10時。決めた通りにストレッチから始めました。その後は9時プールでウォームアップ、9時30分着替え、9時50分招集と余裕をもって計画通りに行動し、非常に落ち着いて準備ができました。

 

【スイム】

私とコーチは400mTTの作戦を普段から考えていました。私の場合、全力で水を掴んで泳ぐと400m耐えられないのが現状なので、中盤に泳ぎが崩れないように、前半飛ばしすぎないように、捉える水の量ではなく腕の回転数のリズムを維持するなど、絶えず調整していくイメージで、タイムのラップとしては最初の100mを1分15秒、残りの300mを1分20秒/100mのペースを理想としていました。感覚としては最初の50~100mはかなり楽に、後半の200mでギアを上げられるくらいの気持ちの余裕が欲しいところでした。

 10時前に私の組がスタート。実際の展開は、飛び込み後から25mでしっかりとフォームを掴み、ターンもまずまず成功。50mに差し掛かるところでややオーバーペースであると感じ調整。隣の選手は4分20秒くらいのタイムだったので完全に無視しました。後半に差し掛かったところでもフォームはそれなりに維持できており、ラストの100mからスパートをかけました。心拍数、筋肉ともにしんどさが大きかったことからも、上手く調整し出し切れたことを実感しました。実際のラップタイムは(33)1’11-1’19-1’20-1’19=5’09’88で、最初の100mをやや飛ばしすぎたことが考えられますが、飛び込みなどがあるので1’13あたりで入り、後半を1秒ずつでも削れたらトータルタイムはもう少し速かったかもしれないです。さらに改善点としては、25mごとにあるターンです。今回は2回に1回ほど距離が近すぎて上手く合いませんでした。レースのスピードなど普段の進む感覚とのズレによるミスなので、次回はしっかりと修正します。コーチとの相談でここ2~3週間はスイム練習の最初に必ず400m測定を行いました。日に日にタイムも内容も向上していき、昨年の5分22秒から13秒も自己ベストを更新することができました。

 

【ラン】

 ランは13時に会場に集合して競技説明があり、その後15時30分のスタートまで時間がかなりありました。認定記録会は午前がスイム、午後がランということで間が空くために栄養の調整が難しいです。5000mは継続運動時間にして15分程度と短いため、昼食で過剰に必要のエネルギーを取り入れる必要はありません。また、昼過ぎの時間帯は眠気との戦いでもあります。身体が鈍ってしまわないように、ゆっくりと移動する、ストレッチするなどの対策を取りました。

 14時45分にウォームアップ開始。この日の気温は15度というかなり走りやすい暖かい気温で、早い段階で動きも掴めました。ランは16分を目標として、1kmごとに3’8-3’10-3’12-3’14-3’16のペースが理想とし、あわよくばラストでスピードアップと考えていました。2月7日(日)のカーフマン南関東の時に正確な距離ではありませんが、16分7秒で第1ランの5kmを走れたことと、調整状況を加味して今回のタイム設定をしました。

 15時30分スタート。私よりも速い人が3,4人をマークしておりましたが、想定外に元五輪代表の西内選手が1000mを2分58秒という速めのペースで通過し、つられてしましました。走り出しの段階で理想のフォームは崩れながら走り、1000mを超えて失速。次の1000m~2000mのラップは3’11に落ちて10秒以上の落差でした。そのあとは徐々に3’20/1kmのペースまで落ちていき、3kmあたりがもっとも我慢の時間帯で、ラスト1000mは京都の選手と競り合いながら、必死にFINISH、16分1秒12でした。

 最初の1000mがオーバーペースだったのでその辺を調整していくことと、フォームが掴みきれていないという課題がまだあります。また、スイムの400mTTを普段から練習しているのに対して、ランはまだ実戦感覚が養われておらず、5000mTTの中でちょうど良く出し切る塩梅(効率的な動きも求めつつ、タイムがもっとも出せるところ)に慣れていないというあたりも次の記録会までに改善していきます。

 

今後の展望として

 今回は、スイム400m:5分9秒、ラン5000m:16分1秒というところで、昨年の認定記録会(スイム5分22秒、ラン16分26秒)と比較するとそれぞれ13秒、25秒ずつ向上しています。昨年の記録会は脚の故障明けということもあり、ややランのタイムが遅いですが、来月に向けてのステップとしては合格点と捉えています。

NTTポイントレースに出場する権利は概ね獲得できたのではないかとは思いますが、安心できるタイムではありませんので、課題をしっかりと改善していき来月の愛媛ではスイム4分59秒、ラン15分45秒を目標にします。3月に向けてスイムはこの調子で、ランに関してはフォーム的なところからもっと修正をかけて準備をしていきます。

 仮に「日本のトップ5に入る=オリンピック出場への可能性あり=スイム4分20秒、ラン15分20秒」と考えるとして、現状からスイム50秒、ラン40秒更新が必要となります。単純な計算で東京五輪まで4年と考えて1年平均10数秒ずつ更新が必要となります。もちろん今の成長幅を何年も維持することは簡単ではありませんが、私には伸び代がかなりあります。

そのように思う根拠は今年に入ってからのトレーニングの進行状況にあります。コーチであるジェイソン氏とのコミュ二ケーションがこれまでよりも密に行えるようになり、トレーニングの内容も変え、日に日に成果が現れています。この成果もこれまで積み上げてきた素地のもとにあり、これまでずっと支えて下さった多くの方々、現在このように競技に集中できる環境をサポートしてくださっている方々のおかげであります。感謝し、更なる成長、活躍をします。

 まずは3月26日(土)の愛媛県の認定記録会で、伸ばせるところまで記録を伸ばしてシーズンに入ります。今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

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